2016年08月27日
四季ゆるり茶会 《名水ゆるり茶会》-千年の都を潤す名水で一服-
《名水ゆるり茶会》-千年の都を潤す名水で一服-
京の名水の飲み比べをする“名水ゆるり茶会”を行いました。京都の地下には琵琶湖と同じ量の伏流水があると言われ、京都の各所では名水が湧いています。伏見ではその名水の恩恵で京の酒造りが栄え、地名も伏流水から名付けられたほどです。伏見の名水も入れて京の六名水をご用意し、名水の説明のあとみんなで飲み比べをしました。
京の名水・講演
カラフェに入った京の六名水
本日ご用意した京の名水は、1.亀の井(松尾大社)※延命長寿のご利益、2.錦の水(錦天満宮)※商売繁盛のご利益、3.不二の水(藤森神社)※勝ち運のご利益、4.柳の水(中京区流水町)※千利休ゆかりの水、5.天之真名井(市比賣神社)※天皇の産湯、6.御香水(御香宮神社)※万病を除く名水です。
京都ならではの歴史ある名水にはいわれやご利益あり
京の名水が豊富に点在するといえども6カ所の名水を一挙に楽しめるのはなかなかないとあって、本日ご参加いただいた皆さまは真剣に名水の違いを試されていたようです。皆さまの楽しんでおられるお顔を拝見し、スタッフ一同新鮮な名水を汲みに行った甲斐がありました。
今朝、藤森神社で名水”不二の水”を汲むスタッフ
名水の飲み比べの後は、点心を楽しんでいただきました。鯖寿司、賀茂なすの田楽、青紫蘇豆腐と季節の物などを味わっていただきました。
楽しい点心
和気あいあいの点心
最後のお楽しみ恒例のゆるり茶会では京の名水で点てたお抹茶で一服。お抹茶の和菓子は亀屋良長さんの“醒ヶ井”です。冷たいお抹茶と涼しげな和菓子が相まってひととき暑さを忘れていただきました。
ゆるり茶会
安達先生のお点前でいただくお抹茶
冷たい名水が入ったつるべの水差し
冷たいお抹茶と亀屋良長さんの和菓子”醒ヶ井”
京都の名水をいつまでも大切にしたいと思う本日の「名水ゆるり茶会」でした。
らくたび 谷口