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Posted by 京つう運営事務局  at 

2016年08月10日

京阪ウォーク“洛中ウォーク/京の台所《錦市場》&近代建築《三条通》めぐり”散策レポート2

久しぶりの京阪ウォーク散策レポートです。ガイドの安達千鶴子がご案内する、今回の洛中コースは京阪祇園四条駅観光案内所前から南座、出雲阿国像、四条大橋と四条通りを経由して一路西へ、京都の近代文化が発展した三条高倉界隈を目指して歩きました。



スタート地点の南座は京都の風物詩の一つ歌舞伎の「顔見世」が有名で、近くに流れる鴨川の河原で舞いを舞った事にちなんだ出雲阿国像を見ながら歌舞伎発祥の歴史を学びました。阿国像の横に位置する四条大橋は平安時代にさかのぼり、八坂神社のお参りにいくためだけの橋であったため明治までは小さな橋だったようです。そして、四条大橋の南東にそびえ建つ大正11年ヴォーリズ設計の東華菜館。昔はビアホールであったけれど、戦時色が色濃くなった時代に西洋文化が排除される中で、中国人に譲り受けられ昭和20年に現在の中華料理店・東華菜館になりました。
堂々とポーズを決める出雲阿国像



西洋建築の東華菜館



四条大橋を渡ると南北に流れる高瀬川という人工川にたどり着きます。今は花見など人の目を楽しませる高瀬川となっていますが、400年前に角倉了以が京都、伏見間の物資を運ぶ運河を開削した川で、当時は人と荷物でたくさんの人が交差したと思われます。また維新の志士たちが活動を活発にした場所でもありあちらこちらに石碑が点在。幕末ファンにはたまらない興味ある高瀬川です。

四条大橋を渡って西へ



歴史深い高瀬川



高瀬川からまた四条通に戻り100メートルほど西へ歩いたところに、老舗甘栗店の林万昌堂さんがあります。地元では美味しい甘栗で有名ですが、お店の中から染殿院のお堂へ通り抜けできる店としても知られています。小さなお堂ではあるものの、染殿皇后が本尊の染殿地蔵様に願掛けをして清和天皇がお生まれになったという歴史あるお堂。「染殿(そめどの)」という名前から染物にかかわる人たちからも信仰があついお地蔵様です。

老舗甘栗店の林万昌堂さんの中に入って染殿院へ



お堂の提灯の灯りがきれいです




染殿院のお堂に向かって正面右へ行くと隣接する新京極通へ出ます。「新」のつくとおり新しく作られた通りで、明治に天皇が東京に行かれ寂れていく京都の町おこしとして、人々を楽しませる芝居小屋などが立ち並んだのが始まりです。もっとも東の京の極(きわ)にある通りから新京極通と名付けられました。

今も賑わう新京極通




新京極を北へ100メートルほど歩くと錦天満宮があります。菅原道真公ゆかりの神社で学問と商売繁盛の神様として親しまれています。境内には名水百選にも選ばれている「錦の水」があります。参拝する人々の心を清め休めているようです。錦天満宮の前は京の台所の錦市場。江戸時代中期の画家、伊藤若冲の生家の青物問屋があったことから、生誕300年を記念して、ところどころに若冲のポスターを掲げるなど錦市場は盛り上がっています。

菅原道真公ゆかりの錦天満宮



外国人観光客も多い錦市場



伊藤若冲の絵画ポスターが錦市場のところどころに!



錦市場の自由散策の後は、高塀と駒止め結界をめぐらした「大塀造仕舞多屋形式」のらくたび京町家(旧西村家住宅)へ。見どころは現在の建築では珍しい玄関、応接室、大座敷、茶室、茶庭、前栽、蔵などの見学です。今は葦簀を使った葦戸など夏のしつらえがされていて、京町家の夏の「涼」の工夫を学びました。説明をうけている間、茶庭から前栽へ通り抜ける風に「涼しい」と思える涼を実体感しました。

らくたび京町家見学



京町家・夏のしつらえとは




らくたび町家を後にして、コースの最後近代建築が立ち並ぶ三条通へ。三条通は東海道のゴール地点であったことから昔のメインストリートでした。旅人が行き交う要の道であったため重要な建物が集まっています。とくに西洋の近代建築が多く残っており、中京郵便局や旧日本銀行京都支店、日本生命京都支店、旧不動貯蓄銀行、旧毎日新聞社京都支店など一気に西洋近代文化が花開いた様子が伺えます。旧日本銀行京都支店の建物を見学したあたりから、ガイドの説明より先にお客様が「ここも、あそこも、ほらあっちにも」と声を出して、文化財の建物を探しておられたのが印象的でした。
旧日本銀行京都支店



旧不動貯蓄銀行



ファッション通の三条富小路界隈



当時は珍しかった三階建の京町家



旧毎日新聞社京都支店




今回は、主に近代建物を訪ねて見る洛中散策。近代文化の狭間に、平安時代から江戸時代の歴史も垣間見れた散策で、タイムスリップ三昧のコースでした。京都はまだまだ面白い歴史がいっぱいあります。これからも京阪祇園四条駅から出発する京阪ウォーク(毎月第1、第3土曜日)をお見逃しなく!祇園四条駅の観光案内所でも参加申し込みを受付ております。お気軽にお問合せください。洛中ウォークのレポートでした。
東海道のゴール地点・三条寺町界隈





らくたび 谷口
  

Posted by らくたびスタッフ    at 14:49谷口

2016年08月10日

極上の朝ごはん、いただきます

「 京都の朝は、イノダコーヒの香りから 」 のキャッチフレーズで
おなじみのイノダコーヒ。

らくたびオフィスから近いものの、なかなか訪問するチャンスがなく月日が
過ぎてしまっていたので、思い切って早起きして行ってみました。

しっとりとした雰囲気のなかいただく「 京の朝食 」はまさに極上の朝時間。
店内にさえずり渡るインコの声も心地いいです♪


◆ イノダコーヒ http://www.inoda-coffee.co.jp/
本店は朝の7時から開店していますよ。

らくたび 森  

Posted by らくたびスタッフ    at 12:00