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Posted by 京つう運営事務局  at 

2008年12月28日

除夜の鐘の試し突き ~知恩院~

12月27日(土) らくたび仲間と一緒に知恩院へ「除夜の鐘の試し突き」を見学に
行ってきました。知恩院の大鐘楼といえば“日本三大梵鐘”にあげられ、大晦日の
「ゆく年、くる年」でもおなじみの鐘です。



試し突きの開始は14時からだったのですが、私が三門前に到着したのが、
14時15分くらい。「ゴォォォ~ン」 という鐘の音が既に鳴り響いていました。
大急ぎで男坂を上がっていると(女坂にすれば良かったとちょっと後悔)、
観光客らしきご夫妻が私に声を掛けられました。

ご夫妻 : 「みんな山の方に上がって行かれるのですが、何かあるのですか?」
 森   : 「除夜の鐘の試し突きです。ほら、音、聞こえるでしょ?」
ご夫妻 : 「それって京都では有名なんですか?」
 森   : 「“ ゆく年、くる年 ”でよく放送されてる大きな鐘なんですけど・・・」
ご夫妻 : 「あぁ~!あれ?えっ?!今?!見られるの?行こう、行こう!」


お話によるとこのご夫妻、栃木県からお見えになっていて30日に京都を発つらしく
「 どこかで京都の除夜の鐘が聞きたかったなぁ 」と思っていたそうです。
なんとラッキーなご夫妻。
と言う訳で、3人で息も絶え絶え、励まし合いつつ(?)階段を登りました。

大鐘楼前に到着すると既にたくさんの方が見学されていました。






重さ70トンの大鐘楼は1人が親綱、16人が子綱を持って 「 えーい、ひとーつ 」 、
「 そーれっ 」
の掛け声と共に親綱を持った人が背面ジャンプの様に飛んで
鳴らされます。親綱は順番で交代されるのですが、今年初めて鳴らされる若い
お坊さんの番になると、先輩お坊さんが声を掛けるタイミングや飛ぶタイミングを
ご指導されるのです。
とは言っても、いきなり出来るものではなく、皆のタイミングが合わず、ときには
やり直しになることも。それでも成功して 「 ゴォォォーン 」 と鐘が
鳴り響くと、周囲で見守る参拝者の方から拍手がわき起こる和やかな雰囲気に
包まれていました。

大晦日の夜、静かな境内で聞く鐘の音はとても清らかで、新しい年を
迎えるにふさわしいものです。でもこうして太陽が差し込み、緑の木々に
囲まれた中で聞く鐘の音は、来年が明るい年になるような、そんな予感を
与えてくれます。今年 “ 鐘突きデビュー ” の若いお坊さんが、どうか本番で
美しい鐘の音を響かせることができますように・・・

おわり・・・    となるはずだったのですが、、、、、
ちょっとハプニングが発生!
ここからは “ 番外編 ” としてご報告させていただきます。

《 番外編 》
そろそろ帰ろうかと思っていたら、NHKのテレビ局からインタビューの依頼が!
「 えっ?!そんな・・・ 」と遠慮していたのですが、「 放送するかどうか
わからないから 」と言われたので受けることになりました。


大鐘楼をバックに感想などを聞かれて、しどろもどろ答えて
“ あんな答えじゃ放送されないなぁ ” と思っていたのですが、
19時30分と21時の2回放送になったそうです。
ちょうど放送時間が 「 篤姫 総集編 」 の前後だったこともあり、
らくたび仲間さん、友人、親戚、ご近所さん、たくさんの方から
「 見たよ~! 」 とご連絡を頂きました。

ご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。

なんだかとってもお騒がせしてしましましたが、今年を締めくくる
楽しい思い出となりました。

いろいろあったこの一年、来年も皆さんにとって良い年となりますように!

                       写真:らくたびレポーター 坂田・鴨田
                       執筆:らくたびレポーター 森
  

Posted by らくたびスタッフ    at 16:16