2017年03月15日
同志社大学経済学部父母会 らくたびの“千年の都「京都」を歩く”ツアー
同志社大学経済学部父母会様の総会に準じて開催される、
らくたびの“千年の都「京都」を歩く”ツアー。今回は洛中編で≪大政奉還150周年≫にめぐる≪幕末歴史ウォーク≫でした。毎回このツアーを楽しみにしてくださる父兄様も多く、今回も春の先取りもあってわいわいがやがやと、時にはらくたび講師の説明に耳をかたむけ真剣なまなざしで聞いてくださる姿がありました。今回もらくたび講師の森明子が洛中の京都をたっぷりご案内いたしました。その模様をご案内します。
【堀川通】
地下鉄東西線の二条城前駅を出発し、同志社大学経済学部父母会様の一行は、京都市内を南北に延びる堀川通へ。堀川通の名前は昔、道沿いの堀に川が流れていたことから由来しますが、今は整備されて本筋の川は見えません。堀川の歴史は1200年前の平安京にさかのぼり、当初川幅は大きく豊かな水が流れていたようです。この流れを使って京都の北から都の中心部まで木材を運んで建物を建てました。時代が下ると友禅染で堀川が利用され、友禅染工程の一つ“のり流し”を堀川の水で行い、洗い出されたのりが濁れば濁るほど産業の発展を意味することから良いとされました。そして、多色ののりが洗い出され様ざまな色が川に彩られたことから“虹の川”とも呼ばれたそうです。後に工業で水が少なくなり整備されて川の水は地下道に潜ることになりましたが、その上を走る堀川通の横を、低いお堀の特徴を生かした遊歩道がつくられ人工の小川が流れています。この遊歩道の小川に沿って一行は御池通から竹屋町通まで歩きました。
【二条城】
竹屋町通で下の遊歩道から上の堀川通へ上がり二条城へ。二条城は言わずと知れた徳川家康ゆかりのお城です。広い敷地内でまず見学するのは屋敷などの建物がある二の丸御殿のエリヤです。二の丸御殿を拝観する前に城内建物の配置や屋敷の部屋を講師の森が説明しました。
【二条城・二の丸御殿】
御殿のお屋敷内は奥へ行けば行くほど将軍様に近くなる。将軍に近い奥の間に通されるのは位、身分の高い人とされ、身分によって通される部屋が決まっていたそうです。近くの間の遠侍(とおさぶらい)などは、他の武家・大名が最初に通される間で、威嚇の意味が込められているのか派手やかな金色の背景とともに虎と豹の絵が襖に描かれています。中ほどの大広間は威厳を示すため、松の木などを描いて広大さを演出した部屋で、幕末に諸藩の重臣を集めて大政奉還を発表した歴史的な舞台となりました。次に奥へ進み黒書院になると狩野探幽の弟・尚信が手掛けた襖絵となる桜の襖絵があります。こちらの部屋は身内や親しい人との対面に使われました。そして、一番奥の白書院は将軍の居間・寝室であったところです。将軍が心身ともに休まるお部屋として作られているため落ち着いた水墨山水画が描かれています。説明の後に二の丸御殿を自由に見学していただきました。
見学から帰ってこられた父兄様から、あらかじめ歴史背景や部屋の特徴を聞いたので、お部屋の一つ一つが説明のとおり見ることができ、単純に襖絵など見てしまいがちな絵画鑑賞も一味違った鑑賞ができたとお声をいただきました。ガイド名利に尽きる一瞬です。
【二条城・二の丸庭園】
二の丸御殿から外に出て二の丸庭園へ。書院造庭園・神仙蓬莱の世界を表した庭園も徳川将軍の権威を表しています。庭園にはある子孫繁栄を願って亀島と鶴島が作られています。亀島には岩の上に松の木を植えて甲羅が表現されているなど全体で庭園を見た後は一つ一つ見ていくのも楽しいです。
【二条城・本丸御殿】
二の丸庭園から順路どおり本丸御殿へと歩きました。本丸御殿は徳川第三代家光の創建で、当時の本丸には五階建ての天守閣がありましたが1750年の落雷のために焼失しました。世の中が安定した時代でもあったので天守閣はその後再建されず、1788年には天明の大火で殿舎をも焼失してしまいました。現在ある本丸御殿は明治に京都御苑今出川御門内にあった旧桂宮邸の宮家から譲り受け移築されたものです。本丸楼門から入り天守閣跡まで行く道の左右の石垣を見ると、ところどころに天明の大火で焼けて黒くなった部分が見受けられ当時の大火の規模を想像することができます。
【二条城・梅林】
本丸御殿の内堀から出ると梅林があるエリアに出ました。白、ピンク色の梅の花が7分咲きで梅の香りをほのかに甘く漂わせた梅園の道をそぞろ歩き。父兄の皆様は梅の景色を思い思いに写真におさめられ春の訪れを楽しんでおられました。
梅林のほかに清流園と内堀の間にある桜の木々があります。ここは今年のJR東海 “そうだ京都行こう2017”の桜風景のポスターになっている場所だそうです。先日添乗の谷口が東京に行きJR東海のポスター撮りをしてまいりました!ポスターのように桜の花が咲いていないのでピンとこないですが、内堀から見える城の石垣をバックに満開の桜が咲き誇るポスターの景色を検証しに再度二条城へ上洛してくださるとまた楽しみが増えると思います。
【神泉苑】
二条城を堪能した後は平安京ゆかりの神泉苑へ。神泉苑は平安京造営時に設けられた宮中付属の禁苑でした。禁苑は天皇や公家など位の高い人しか利用できず、当時は大きな池も有していたので舟遊びで楽しんだり、雨乞いなどの儀式などが執り行われました。この池は天皇が利用された池であったことから人々は「御池/おんいけ」と呼び、そのうち神泉苑に面する東西の通りは御池通と呼ばれるようになったのだそうです。
大きな池を有していた神泉苑だけあって水にまつわるいくつかのエピソードがあります。平安時代、神泉苑では日照りが続いた日は呪術でもって雨乞いの祈祷をしていました。ある日照りの日に99人の僧の呪術でも雨が降らない中、100人目の弘法大師空海が祈祷をすれば龍神を呼びよせ雨を降らせたという伝説があます。また、平安末期に白拍子を100人呼んで雨乞いの舞を舞ったところ最後の一人の白拍子・静御前が舞うと三日三晩雨が降ったということで、この功績が認められた静御前は後白河天皇から日本一の白拍子の称号を与えられたとか。そして、静御前はこの神泉苑で源義経と出会ったというロマンスも残る神泉苑です。このほか神苑にはたくさんの祠があり特に注目したいのが恵方社です。神泉苑の恵方社は毎年その年の良い方角(節分などでよく知られる方角)に正面を移動させ向きを変えることで有名です。今年の祠の正面は北北西に向いています。父兄の皆さんは方角を確認されていました。
父兄の皆様はこの神泉苑の中にある“神泉苑平八”で京料理を堪能。お料理はこのツアーの醍醐味の一つでもあり、神泉苑平八さんの伝統ある料理を楽しみながら久しぶりに会われるお仲間の父兄様と歓談のひと時を過ごしておられました。お料理は八寸からはじまりメインへとすすみ最後は冷たいおぜんざいで心和んでいただきました。
【三条通】
父兄様ご一行は次の訪問地武信稲荷神社へ。道中、東西に走る三条商店街(三条通)に入り京都の商店街の雰囲気を味わっていただきました。この三条商店街はアテネ五輪で金メダルを獲得したマラソンランナーの野口みずきさんが、雨の日の練習場として走られた商店街として有名です。後に金メダルロードと名づけられました。
【武信神社】
三条商店街から南へ入り一路、武信神社へ。平安時代武信神社一帯のエリアは藤原氏ゆかりの土地で藤原良相が藤原氏一族をとりまとめていました。藤原良相が藤原氏一族の健康長寿を願って作った観学院(医療施設)の鎮守社として、稲荷の神を招いて作られたのが武信神社です。
武信神社には坂本龍馬と妻のおりょうの逸話が残っています。江戸時代、この神社の近くに幕末の勤王の志士たちがこの牢獄に収容された六角獄舎があり、おりょうの父も勤王家の医師であったことから六角獄舎に収容され、父の身を案じたおりょうと龍馬がこの近くをたびたび訪れたということです。龍馬も狙われる身分。獄舎の間近まで行けないため武信神社の御神木である榎の上から様子を伺い、御神木の幹に「龍」の字を彫るなどしておりょうにメッセージを伝えたのだそうです。こちらでもロマンスの物語が残る神社ですね。この神社では、龍馬、おりょうの逸話にちなんでメッセージが残せるようです。幕末ファンの方は必見の場所です。
【六角獄舎】
六角獄舎の近くには近代科学の礎になった山脇東洋の石碑があります。「日本近代学発祥の地」として知られ、解剖学などを進められたようです。この地は武信神社の観学院(医療施設)などにみられるように医療にまつわるエリアなのだなと感じました。
【壬生寺】
六角獄舎を後にして、一行は最後の訪問地“京の冬の旅”特別公開の一つ「壬生寺・本堂、狂言堂」へ。壬生寺は無言劇の「壬生大念佛狂言」で有名です。今回は特別公開で狂言堂が見学できました。壬生狂言は地元の方たちで演じられ、人から人への伝承で伝統文化が守られています。能舞台にはないアクロバット的な“飛び込み”“獣台”と呼ばれる演技があって面白うそうですね。本堂では奈良・唐招提寺に伝わる国宝鑑真和上坐像の「お身代わり像」が初公開されています。また、新選組ゆかりのお寺でもあり、こちらでは思い思いに見学をしていただきました。
今回の同志社大学経済学部父母会様のツアーは大政奉還150年にあたる幕末の二条城と平安時代の宮中庭園の歴史めぐりでした。歴史が交錯するまち京都。1200年という長いあいだ都であったからこその証であり、守り語り継がれてきた史跡や神社仏閣と季節の行楽めぐりはまだまだ豊富にあります。京都を精通した“らくたび”がご案内する同志社大学経済学部父母会ツアーをこれからもご期待ください。
らくたび 谷口
らくたびの“千年の都「京都」を歩く”ツアー。今回は洛中編で≪大政奉還150周年≫にめぐる≪幕末歴史ウォーク≫でした。毎回このツアーを楽しみにしてくださる父兄様も多く、今回も春の先取りもあってわいわいがやがやと、時にはらくたび講師の説明に耳をかたむけ真剣なまなざしで聞いてくださる姿がありました。今回もらくたび講師の森明子が洛中の京都をたっぷりご案内いたしました。その模様をご案内します。
集合・地下鉄二条城前駅にて
【堀川通】
地下鉄東西線の二条城前駅を出発し、同志社大学経済学部父母会様の一行は、京都市内を南北に延びる堀川通へ。堀川通の名前は昔、道沿いの堀に川が流れていたことから由来しますが、今は整備されて本筋の川は見えません。堀川の歴史は1200年前の平安京にさかのぼり、当初川幅は大きく豊かな水が流れていたようです。この流れを使って京都の北から都の中心部まで木材を運んで建物を建てました。時代が下ると友禅染で堀川が利用され、友禅染工程の一つ“のり流し”を堀川の水で行い、洗い出されたのりが濁れば濁るほど産業の発展を意味することから良いとされました。そして、多色ののりが洗い出され様ざまな色が川に彩られたことから“虹の川”とも呼ばれたそうです。後に工業で水が少なくなり整備されて川の水は地下道に潜ることになりましたが、その上を走る堀川通の横を、低いお堀の特徴を生かした遊歩道がつくられ人工の小川が流れています。この遊歩道の小川に沿って一行は御池通から竹屋町通まで歩きました。
お堀を整備し利用した遊歩道
【二条城】
竹屋町通で下の遊歩道から上の堀川通へ上がり二条城へ。二条城は言わずと知れた徳川家康ゆかりのお城です。広い敷地内でまず見学するのは屋敷などの建物がある二の丸御殿のエリヤです。二の丸御殿を拝観する前に城内建物の配置や屋敷の部屋を講師の森が説明しました。
二条城城内案内図前で二の丸御殿の説明
二の丸御殿
【二条城・二の丸御殿】
御殿のお屋敷内は奥へ行けば行くほど将軍様に近くなる。将軍に近い奥の間に通されるのは位、身分の高い人とされ、身分によって通される部屋が決まっていたそうです。近くの間の遠侍(とおさぶらい)などは、他の武家・大名が最初に通される間で、威嚇の意味が込められているのか派手やかな金色の背景とともに虎と豹の絵が襖に描かれています。中ほどの大広間は威厳を示すため、松の木などを描いて広大さを演出した部屋で、幕末に諸藩の重臣を集めて大政奉還を発表した歴史的な舞台となりました。次に奥へ進み黒書院になると狩野探幽の弟・尚信が手掛けた襖絵となる桜の襖絵があります。こちらの部屋は身内や親しい人との対面に使われました。そして、一番奥の白書院は将軍の居間・寝室であったところです。将軍が心身ともに休まるお部屋として作られているため落ち着いた水墨山水画が描かれています。説明の後に二の丸御殿を自由に見学していただきました。
見学から帰ってこられた父兄様から、あらかじめ歴史背景や部屋の特徴を聞いたので、お部屋の一つ一つが説明のとおり見ることができ、単純に襖絵など見てしまいがちな絵画鑑賞も一味違った鑑賞ができたとお声をいただきました。ガイド名利に尽きる一瞬です。
二の丸御殿・唐門
【二条城・二の丸庭園】
二の丸御殿から外に出て二の丸庭園へ。書院造庭園・神仙蓬莱の世界を表した庭園も徳川将軍の権威を表しています。庭園にはある子孫繁栄を願って亀島と鶴島が作られています。亀島には岩の上に松の木を植えて甲羅が表現されているなど全体で庭園を見た後は一つ一つ見ていくのも楽しいです。
二の丸庭園へ
庭園全景
【二条城・本丸御殿】
二の丸庭園から順路どおり本丸御殿へと歩きました。本丸御殿は徳川第三代家光の創建で、当時の本丸には五階建ての天守閣がありましたが1750年の落雷のために焼失しました。世の中が安定した時代でもあったので天守閣はその後再建されず、1788年には天明の大火で殿舎をも焼失してしまいました。現在ある本丸御殿は明治に京都御苑今出川御門内にあった旧桂宮邸の宮家から譲り受け移築されたものです。本丸楼門から入り天守閣跡まで行く道の左右の石垣を見ると、ところどころに天明の大火で焼けて黒くなった部分が見受けられ当時の大火の規模を想像することができます。
本丸御殿入口
大火で黒くなった石垣
【二条城・梅林】
本丸御殿の内堀から出ると梅林があるエリアに出ました。白、ピンク色の梅の花が7分咲きで梅の香りをほのかに甘く漂わせた梅園の道をそぞろ歩き。父兄の皆様は梅の景色を思い思いに写真におさめられ春の訪れを楽しんでおられました。
梅林香るなか梅の花を楽しむ
咲きはじめの可憐な白梅
梅林のほかに清流園と内堀の間にある桜の木々があります。ここは今年のJR東海 “そうだ京都行こう2017”の桜風景のポスターになっている場所だそうです。先日添乗の谷口が東京に行きJR東海のポスター撮りをしてまいりました!ポスターのように桜の花が咲いていないのでピンとこないですが、内堀から見える城の石垣をバックに満開の桜が咲き誇るポスターの景色を検証しに再度二条城へ上洛してくださるとまた楽しみが増えると思います。
まだつぼみの桜
JRそうだ京都行こうのポスター(二条城の桜)
【神泉苑】
二条城を堪能した後は平安京ゆかりの神泉苑へ。神泉苑は平安京造営時に設けられた宮中付属の禁苑でした。禁苑は天皇や公家など位の高い人しか利用できず、当時は大きな池も有していたので舟遊びで楽しんだり、雨乞いなどの儀式などが執り行われました。この池は天皇が利用された池であったことから人々は「御池/おんいけ」と呼び、そのうち神泉苑に面する東西の通りは御池通と呼ばれるようになったのだそうです。
神泉苑
大きな池を有していた神泉苑だけあって水にまつわるいくつかのエピソードがあります。平安時代、神泉苑では日照りが続いた日は呪術でもって雨乞いの祈祷をしていました。ある日照りの日に99人の僧の呪術でも雨が降らない中、100人目の弘法大師空海が祈祷をすれば龍神を呼びよせ雨を降らせたという伝説があます。また、平安末期に白拍子を100人呼んで雨乞いの舞を舞ったところ最後の一人の白拍子・静御前が舞うと三日三晩雨が降ったということで、この功績が認められた静御前は後白河天皇から日本一の白拍子の称号を与えられたとか。そして、静御前はこの神泉苑で源義経と出会ったというロマンスも残る神泉苑です。このほか神苑にはたくさんの祠があり特に注目したいのが恵方社です。神泉苑の恵方社は毎年その年の良い方角(節分などでよく知られる方角)に正面を移動させ向きを変えることで有名です。今年の祠の正面は北北西に向いています。父兄の皆さんは方角を確認されていました。
神泉苑の御池
父兄の皆様はこの神泉苑の中にある“神泉苑平八”で京料理を堪能。お料理はこのツアーの醍醐味の一つでもあり、神泉苑平八さんの伝統ある料理を楽しみながら久しぶりに会われるお仲間の父兄様と歓談のひと時を過ごしておられました。お料理は八寸からはじまりメインへとすすみ最後は冷たいおぜんざいで心和んでいただきました。
神泉苑平八
お料理八寸
お料理お造り
お料理鴨鍋
父兄様お食事団欒
【三条通】
父兄様ご一行は次の訪問地武信稲荷神社へ。道中、東西に走る三条商店街(三条通)に入り京都の商店街の雰囲気を味わっていただきました。この三条商店街はアテネ五輪で金メダルを獲得したマラソンランナーの野口みずきさんが、雨の日の練習場として走られた商店街として有名です。後に金メダルロードと名づけられました。
金メダルロード 三条商店街
【武信神社】
三条商店街から南へ入り一路、武信神社へ。平安時代武信神社一帯のエリアは藤原氏ゆかりの土地で藤原良相が藤原氏一族をとりまとめていました。藤原良相が藤原氏一族の健康長寿を願って作った観学院(医療施設)の鎮守社として、稲荷の神を招いて作られたのが武信神社です。
武信神社
武信神社には坂本龍馬と妻のおりょうの逸話が残っています。江戸時代、この神社の近くに幕末の勤王の志士たちがこの牢獄に収容された六角獄舎があり、おりょうの父も勤王家の医師であったことから六角獄舎に収容され、父の身を案じたおりょうと龍馬がこの近くをたびたび訪れたということです。龍馬も狙われる身分。獄舎の間近まで行けないため武信神社の御神木である榎の上から様子を伺い、御神木の幹に「龍」の字を彫るなどしておりょうにメッセージを伝えたのだそうです。こちらでもロマンスの物語が残る神社ですね。この神社では、龍馬、おりょうの逸話にちなんでメッセージが残せるようです。幕末ファンの方は必見の場所です。
坂本龍馬とおりょう
【六角獄舎】
六角獄舎の近くには近代科学の礎になった山脇東洋の石碑があります。「日本近代学発祥の地」として知られ、解剖学などを進められたようです。この地は武信神社の観学院(医療施設)などにみられるように医療にまつわるエリアなのだなと感じました。
六角獄舎
【壬生寺】
六角獄舎を後にして、一行は最後の訪問地“京の冬の旅”特別公開の一つ「壬生寺・本堂、狂言堂」へ。壬生寺は無言劇の「壬生大念佛狂言」で有名です。今回は特別公開で狂言堂が見学できました。壬生狂言は地元の方たちで演じられ、人から人への伝承で伝統文化が守られています。能舞台にはないアクロバット的な“飛び込み”“獣台”と呼ばれる演技があって面白うそうですね。本堂では奈良・唐招提寺に伝わる国宝鑑真和上坐像の「お身代わり像」が初公開されています。また、新選組ゆかりのお寺でもあり、こちらでは思い思いに見学をしていただきました。
壬生寺本堂
壬生寺にて
今回の同志社大学経済学部父母会様のツアーは大政奉還150年にあたる幕末の二条城と平安時代の宮中庭園の歴史めぐりでした。歴史が交錯するまち京都。1200年という長いあいだ都であったからこその証であり、守り語り継がれてきた史跡や神社仏閣と季節の行楽めぐりはまだまだ豊富にあります。京都を精通した“らくたび”がご案内する同志社大学経済学部父母会ツアーをこれからもご期待ください。
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