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2016年12月06日

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院

らくたび講師の山村純也がご案内する11月27日の京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院へ添乗に行きました。朝からの雨で艶のある紅葉を観賞しました。

東福寺門前にて

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


光明院は東福寺の塔頭寺院で金山明昶が開祖、1391年に創建されました。早朝から混雑している東福寺の通天橋あたりとは反対に、ひっそりとたたずむ光明院はゆっくりと庭園が楽しめる穴場的存在です。昔は池泉庭園であったけれど昭和十四年に重森三玲が現在の枯山水庭園に改築しました。春は梅と桜、夏は新緑、秋は紅葉と四季折々に七色に変わる庭として“虹の苔寺”としても有名で“酒の松竹梅のCM”や“JRそうだ京都へ行こう”などで紹介されたそうです。

光明院へ行く途中にも紅葉が

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


静かにたたずむ東福寺塔頭・光明院

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


オレンジ色の紅葉が迎える光明院玄関

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


寺院に入ると門前からはおよそ想像できない重森三玲が設計した庭園が視界に広がります。重森三玲は庭園の背後に皐月、つつじを雲紋になぞって刈り込み、南郷洗堰の石を大小用いて釈迦、阿弥陀、薬師如来を現した三尊石組、放射線状に光明を発する75の石を配置。そして、海と海岸を演出した州浜を枯山水に取り込みました。苔の中に小さな石を配置しているのは波しぶきを表現しています。

庭園は想像をはるかに超えた広い庭園

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


一度のシャッターで収めきれないお庭

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


何回かわけてシャッターをきります

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


四回にわけて全体を撮りました

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


角度を変えて撮影

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


海と海岸を演出した州浜を表現

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


苔の中に小さな石を配置した波しぶき

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


枯山水に州浜を取り入れた重森三玲の庭園

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


三尊石組、放射線状に光明を発する石群

11月27日京都さんぽ・早朝に眺める紅葉名所・東福寺塔頭の光明院


一見乱雑に置いてあるように見える石も、山村講師の説明を聞いて庭を見ると一つ一つ意味を持つ庭に見えてしまうのが不思議です。庭の周りを紅い紅葉と緑の皐月、つつじが絶妙なコントラストも抜群で、どこから写真を撮っても様になる庭園でした。

次回は、季節ごとに訪ねて変化するお庭を検証してみたいと思います。
らくたび 谷口

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Posted by らくたびスタッフ    at 21:12 │谷口らくたびガイドと歩く散策