“師走の花街・祇園「事始め」

らくたびスタッフ  

2017年12月13日 17:34

2017年12月13日(水)の京都さんぽのお便りです。
“師走の花街・祇園「事始め」
        華やぐ街並みと社寺散策へ”


今年も師走の季節になりました。本日は12月の花街行事・事始め。京都さんぽでは、京都の事始めを一目みようと新門前通にある片山家能楽・京舞保存財団界隈をおとずれて、祇園甲部の芸舞妓さんとお母さんが、京舞井上流家元・井上八千代さんの邸宅へ行き交う様子を見学しました。



花街の芸舞妓さんが今年の感謝と来年の挨拶を行う「事始め」をカメラにおさめようと家元の邸宅前にはたくさんの報道陣とカメラマンのシャッター音が鳴り響きます。

そんな中私たちはらくたびの森からアドバイスを受けた場所で見学開始!芸舞妓さんをゆっくりと見ることができました。



いつもの祇園花見小路で見る芸舞妓さんとは違って、事始めでは普段の芸舞妓さんが見られるのと、どこか笑みがあるようすがうかがえ、見ている私たちも「可愛い~」と思わず声が出てしまいました。



家元・井上八千代さんからこの日に手渡される「舞扇」を大事に胸元で持っておられる舞妓さんの姿が印象的で、私も見習わなければ~と感じた瞬間でした。



この後は、祇園界隈を歩いて最後は来年の無病息災を願って八坂神社へ。来年のらくたび京都さんぽの祈願をいたしました~。

「事始め」が過ぎたら、祇園界隈では「おことうさん(師走で忙しくなりますね~)」の言葉が交わされます。
 
 みなさま、今年もあと少し。健やかにお過ごしくださいませ。

らくたび 谷口

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