東福寺の方丈庭園

らくたびスタッフ  

2011年06月05日 20:00

東福寺の方丈庭園に行って来ました。
東福寺は鎌倉時代の中期、九条道家が九条家の菩提寺として建立。
奈良の東大寺の「東」と、興福寺の「福」の字を一字ずつ取って
「東福寺」と命名されました。

秋は京都随一の紅葉の名所となるお寺です。

方丈の四方には、昭和14年に重森三玲氏によって作庭された
「モダンアートな庭」が広がっています。

【北庭】

苔と石が市松模様を描く庭。
この時期は一年でもっとも苔が鮮やかです!
先日から続いた雨に洗われた苔が青々としていました。
サツキの花が緑の庭に彩りを添えています。

【東庭】

石柱を北斗七星に見立てた斬新なデザインの庭。
この石柱は東司(禅宗の「お手洗い」のこと)に使われていた柱石で、
「どんなものでも無駄にしない」禅の教えが生かされています。

北斗七星には小さな穴が開いており、そこを目がけてコインが投げられて
おり、星の周辺でキラキラと輝いていました。

「私も挑戦」と張り切ってやってみましたが、自分でもビックリするくらい・・・
はずれました (昔からどうも距離感覚が悪いみたい・・・)

秋には大勢の観光客で賑わう東福寺ですが、この時期は人も少なく
ゆっくりとお庭を楽しむことができます。
「夏にこそ足を運びたい」お庭のひとつです。
 
                                       らくたび 森 

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