2008年09月20日
西本願寺 「本願寺御影堂平成大修復」見学レポート
あっという間に一週間が過ぎてしまいました
9月13日(土)に、西本願寺の「本願寺御影堂平成大修復」見学に行きました。
てっきり瓦の吹き替えの見学と思いきや、すでに瓦の修復工事は完了しており、今日はなんと御影堂(ごえいどう)堂内の内装工事現場の見学でした。
この修復工事は、今年2008年12月に10年間の月日を経て工事終了の予定。
平成10年から56億4000万円の予算で、一部は国の補助金を使うことになるので公共事業になるそうです。
こちらは歴代の屋根瓦です。
写真左が、今回新しく用いられた物(約9kg)
次が、約200年前の修復工事の際に用いられた物(約10kg)
そして、一番手前が創建当時の400年前の物です。
すでに修復工事が終わった今、御影堂の正面から見える瓦は全て今回新たに葺き替えられた物で、南側と西側の瓦は、歴代の瓦と新しい瓦が混ざっているとか。
瓦の総枚数は、115000枚で、その内の4割は古い物が使えたそうです。
堂内は多数の足場が組まれていました。
その足場を抜けてぐぐっと外陣まで進みました。
外陣は通常一般参拝者が入れないスペースですが、今回はこの先の内陣まで入らせていただきました。
内陣は、位の高い僧侶さえもなかなか入れない信仰の空間。
中央には、彩色補修や金箔張りが終わって金色に輝く御厨子が鎮座しています。
天井を見上げれば、それはそれは素晴らしい色彩の豪天井。
この内陣は、修復最後の行程で、床の漆塗りの途中。
あとは上塗りをして完了するそうです。
次は、内陣の横にある南余間へ。
こちらは補修が終わった、蓮が壁面一面に描かれている障壁画の間。
蓮の絵は、極楽浄土へ導くという意味を表しているのでしょうか。
驚くほどのキンキラに、参加者皆さん歓喜の声でした。
このような厳粛な空間に足を踏み入れることができ、貴重な体験をさせていただきました。
今は金色に輝いているこの空間も、数十年、数百年を経て、時の重みを感じさせる深みのある重厚な空間に変わっていくのでしょうね。
らくたびレポーター奥村
9月13日(土)に、西本願寺の「本願寺御影堂平成大修復」見学に行きました。
てっきり瓦の吹き替えの見学と思いきや、すでに瓦の修復工事は完了しており、今日はなんと御影堂(ごえいどう)堂内の内装工事現場の見学でした。
この修復工事は、今年2008年12月に10年間の月日を経て工事終了の予定。
平成10年から56億4000万円の予算で、一部は国の補助金を使うことになるので公共事業になるそうです。
こちらは歴代の屋根瓦です。
写真左が、今回新しく用いられた物(約9kg)
次が、約200年前の修復工事の際に用いられた物(約10kg)
そして、一番手前が創建当時の400年前の物です。
すでに修復工事が終わった今、御影堂の正面から見える瓦は全て今回新たに葺き替えられた物で、南側と西側の瓦は、歴代の瓦と新しい瓦が混ざっているとか。
瓦の総枚数は、115000枚で、その内の4割は古い物が使えたそうです。
堂内は多数の足場が組まれていました。
その足場を抜けてぐぐっと外陣まで進みました。
外陣は通常一般参拝者が入れないスペースですが、今回はこの先の内陣まで入らせていただきました。
内陣は、位の高い僧侶さえもなかなか入れない信仰の空間。
中央には、彩色補修や金箔張りが終わって金色に輝く御厨子が鎮座しています。
天井を見上げれば、それはそれは素晴らしい色彩の豪天井。
この内陣は、修復最後の行程で、床の漆塗りの途中。
あとは上塗りをして完了するそうです。
次は、内陣の横にある南余間へ。
こちらは補修が終わった、蓮が壁面一面に描かれている障壁画の間。
蓮の絵は、極楽浄土へ導くという意味を表しているのでしょうか。
驚くほどのキンキラに、参加者皆さん歓喜の声でした。
このような厳粛な空間に足を踏み入れることができ、貴重な体験をさせていただきました。
今は金色に輝いているこの空間も、数十年、数百年を経て、時の重みを感じさせる深みのある重厚な空間に変わっていくのでしょうね。
らくたびレポーター奥村
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Posted by らくたびスタッフ
at 03:42
│らくたびレポーター
西本願寺大修理レポートありがとうございます!
当日午前中に私も見学に行ってましたので、写真を見て「そうそう、こんな感じだった」と思い出しました。
私も知恩院の大修理をレポートしましたので、データ等を間違えない様に入力するのにパンフとにらめっこでした(^^)
自分が実際に修理をした訳ではありませんが、工期に現場を見学した者として、完成がとても楽しみですね。
まさかあんなに奥まで入らせていただけるとは思ってもいなかったので、かなり嬉しかったです。
金色に輝く堂内に入ったときの、感動を忘れないようにしようと思います。
完成後には再度訪れて、この日のことを思い出しながらお参りしたいと思います。