京都の旅「らくたび」のはんなりエッセイ

平成の大仏師・松本明慶（ まつもとみょうけい ）さん謹刻の仏像を
展示しておられる「 松本明慶仏像彫刻美術館 」に行って来ました。

明慶さんは、平安末期に始まる仏師の一派・慶派（ けいは ）の
正当な流れを受け継ぐ仏師さん。
そう、あの運慶、湛慶、 などの継承者ということです。

美術館には情感溢れる一木造りの仏像や精緻を極めた
手のひらに納まる小仏などが約150体展示されて、
そのいずれの仏さまも、とにかく美しい

筋肉隆々で今にも動き出しそうな「 躍動感 」や、お肌や衣の
やわらかさ、不動明王が立つゴツゴツした岩などの「 質感 」を
間近でたっぷりご覧いただけます。
（写真でご紹介できないのが残念です･･･）

また、現在、こちらの美術館では、明慶さんが東日本大震災からの
復興を願って謹刻中の仏像に来館者が一刀を入れる
「 東日本大震災復興祈願　一刀三礼運動 」を実施されています。

私も一日も早い復興を願って･･･
観音さまの左の太ももに「一刀」入れさせていただきました。

「仏さま彫るなんて無理、無理～」と思いましたけど、ちゃんとお弟子さんが
サポートしてくださるので、大丈夫です（笑）

≪松本明慶仏像彫刻美術館≫
●開館日：10月29日（土）～11月13日（日）、19日（土）、20日（日）
　※開館日にご注意ください。
　また、12月以後の開館日は下記にお問い合わせください。
●開館時間 ：10時00分～17時00分 (入館は16時30分まで)
●住所：京都市上京区下長者町通室町西入ル西鷹司町１６
●TEL：075-332-7974（松本工房）
●行き方：地下鉄・丸太町駅より徒歩約10分
　（２番出口より烏丸通を北へ、信号３個目の護王神社を左折、１筋超えて北側）
●入場料： 無料

ちなみに･･･
この美術館の前は「 九里九馬（くりくま） 」という京町家カフェ。
甘味やボリューム満点の定食がいただけます。
■ 九里九馬のホームページは　こちら　へ

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