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Posted by 京つう運営事務局  at 

2009年01月04日

蹴鞠はじめ

 本日1月4日、下鴨神社へ「蹴鞠はじめ」を見に行ってきました。
購入したパンフレットと始まる前の解説のおかげで、蹴鞠の歴史や「奥深い意義」を事前に学ぶ事ができました。
 奈良時代に中国から伝わった蹴鞠は、天皇、公家貴族、武家、一般民衆が興じ独自に進化したとても長い歴史を持っています。蹴鞠の守護神として白峯神宮や大津の平野神社に精大明神が祀られているのは有名ですね。
蹴鞠の構成要素として、
・鞠庭・・・約15M四方の四隅には式木(松・桜・柳・楓)が立て植えられています。
・鞠足・・・鞠を蹴る人のこと。内側の4方位に位置する鞠足は「軒」と呼ばれます。
・鞠・・・2枚の鹿の革を馬の革で縫い合わせられていて、白く化粧をほどこしてある。



・進行・・・6人から8人で一座を組み、北西に位置した「軒」役から、あげ鞠が始まります。
 「アリ」「ヤア」「オウ」!との掛け声と共に鞠がポーン、ポーンと空中を行き交うのを見学していると、鞠装束の煌びやかな色彩によってでしょうか、やはり「平安貴族の雅な遊び」という感じがしました。ただし、行っている方は相当大変らしく、鞠が現代のボールではない事だけでなく、「蹴り方」にも作法があるとの事で、腰や膝を曲げない、足の裏を見せない、すり足で行う等の決まりがあるそうです。



そして最後には、儀礼を以って終わります。



少し遠くから見ると、鞠が観客より高く上がっている様子がわかります。



蹴鞠では「相手が受けやすい様に蹴ること」「座の呼吸を合わせていかに長く続けるか」が大事であり、そこには「日本人の心」が表れているとの解説に納得!私はそこに、らくたび、京都が大事にしている「おもてなしの心」との共通点を発見しました!!

今年も家内安全、健康第一で、仕事にライフワークに「おもてなしの心、人をおもいやる心」を大切にしていきたいです。
(先月で40になった)らくたびレポーター松山  

Posted by らくたびスタッフ    at 20:34