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Posted by 京つう運営事務局  at 

2008年09月23日

大原野神社のフジバカマ

KBS京都を見ていると「守ろう藤袴(フジバカマ)、キャンペーン実施中!」って
言われているのを聞いたことがありませんか?

実施中ってどこで実施中なんやろ・・・と思っていましたが、
今日初めて見ました!しかもめっちゃ地元の大原野神社で!しかも群生で!





アップで見るとこんな花、




フジバカマは平安時代から多くの歌に詠まれ、香りとしてもこよなく愛されてきました。
『源氏物語』では三十帖の巻名にもなっている花です。

しかし、野生種は近年の河川改修や農林業の変化などにより激減。
現在京都府では“絶滅寸前種”に指定されています。

数年前、京都市西京区大原野灰方町で野生種が見つけられましたが、
残念ながら自生地での保存はできなかったそうです。
しかし保存株を大原野神社境内の神鹿苑に植え付け、地域の方々により
大切に育てられてきた花が今まさに見頃を迎えているというわけです。

近づいてみるとふんわりといい香りがします。
そんないい香りに誘われて、たくさんの蝶もやってきました。

昔から続いてきた花って、決して華やかさはないけれど、凛とした意思(?)というか
誇り(?)みたいなのを感じませんか?

花のお世話をされていたおじさんの話では、京都市内の神社などに鉢植えなどで
結構植えられているとのこと。(気付きませんでした)

「守ろう藤袴(フジバカマ)キャンペーン」は確かに実施されています。
今度からは注意をして探してみようと思いました。

                                    らくたびレポーター 森


  

Posted by らくたびスタッフ    at 17:25