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Posted by 京つう運営事務局  at 

2008年04月02日

桜レポート (らくたびレポーター・奥村様より)

先月末からのレポートをいただきましたので
ご紹介させていただきます。

2008年 3月 29日 車折神社・溪仙桜

先日の京都講座で教えていただいた 「 桜の隠れ名所・車折神社 」
へ行ってきました。 
芸能の神を祀る芸能神社横にある溪仙桜 ( けいせんざくら )。



ちょうど満開で祠の緑と朱塗りに、桜の華やかさが映えとても美しかったです。

画家・冨田溪仙はこの里に住まい桜を愛しておられたとか・・・
その冨田溪仙が献納された桜です。

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2008年 3月 31日 哀れな枝垂桜

円山公園の枝垂桜。毎年必ずこの桜に会い行きます。

でも、今年のこの桜のかわいそうな姿に驚きました。



向かって右側の枝をバッサリと切られて、他の枝もかなり短くなっています。
あの華やかさの面影もありません。

数年前からかなり弱っていて、毎年少しずつ枝を切ってはおられたのでしょう
が、もう限界となったのか、この姿・・・。

この時期、多くの人間が公園に訪れお花見をします。
その際にたくさんのゴミが出て、その残飯目当てに多くのカラスがやってくる。

そのカラスが、この枝垂桜を「止り木」にするために、桜の枝に傷がつき、そし
て朽ち果てる。

人間が出すゴミのせいで、枝垂桜がこんな哀れな姿になってしまったなんて。
なんとも憤りを感じる現実です。

何十年もの生命力がある桜の木は、きっとこの重い治療を経て、必ずまたあの華
やかな姿まで回復してくれるだろうと、心から願っています。

私が元気なうちに、もう一度あの姿を見たいものです(笑)

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2008年 3月 31日 知恩院・法然上人・御廟落慶法要

知恩院の三門前の桜は、すでに満開でした。
法要に伴い、紫の拝殿幕?と、五色の幕が張られており、厳かな雰囲気に桜の華
やかさが色を添えていました。





この日は、法然上人の御廟の修理を終えた法要が行われていました。

黒門の階段を上がっていくと、僧侶の念仏の声が響き渡っていました。



私が御廟堂辺りに到着したのは、ちょうど法要が終わり、法然上人座像を納めた
多宝塔が御廟堂に納められた後でした。



一般人もこの日ばかりは、扉の開いた御廟堂にお参りができました。
多宝塔の扉も開いており、遥か遠いですが、法然上人座像を拝見することもでき
ました。

次ぎの多宝塔の扉が開けられるのは、いつのことかもわからない。
御廟堂の扉さえも、めったに開けられることもない。

偶然とはいえ、とても貴重な経験をしたようです。

2008年 3月 31日 平等院の桜はまだかな。

最後は、宇治の平等院。

宇治橋から望む、宇治川沿いの桜は満開に近かったですが、
平等院の桜はまだこれからのようです。

阿字池の畔に咲くこの桜だけが、七分咲きでした。





鳳凰堂より見る、阿字池の対岸風景。

石灯籠・平等院型灯籠。
基壇と基礎は、平安時代にものだそうです。






平等院は、桜の季節が終わると、「藤」ですね。
腰の辺りまでどんどん延びる藤棚は、素晴らしくキレイです!

  

Posted by らくたびスタッフ    at 23:58らくたびレポーター