《京阪ツーリストインフォメーションセンター祗園四条・旬風景11》
朝晩が寒くなった京都。紅葉も京都の北部に位置する大原から紅くなったと京阪祇園四条駅観光案内所へ情報が入った11月11日。出勤前に見た八坂神社楼門に“ 祝 七五三まいり ”の旗が風になびいていました。七五三詣りの季節だと懐かしく思い八坂神社へ。私もこの八坂神社で両親と七五三詣りをしたんだと思い出しました。
11月11日の八坂神社
大きな七五三詣りののぼり
七五三詣りののぼり
境内も七五三詣りをお迎え支度
さて、
七五三詣りの由来は定かではないですが、江戸幕府第五代江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉の長男の健康を祈願したことからはじまったという説があります。江戸時代以降、子どもの成長を祝って神社・寺で詣でる日本の年中行事になりました。
日付は秋の収穫を神に感謝する月の11月と、旧暦の15日は鬼宿日(鬼が出歩かない日)に当たるため何事をするにも吉とされた日を選んで11月15日になったという説があります。15日に関して単純に七五三の七と五と三を足して15にしたと言う説もあります。
七五三の年齢は、“髪置きの儀”や“袴儀”、“帯解きの儀”を迎える子どもの成長の節目の歳や、奇数が縁起の良い数と考える思想からきているとも言われています。
忘れてはならないのが、
千歳飴。長細い短冊型の袋に入った長細い飴。皆さま記憶にあるかと思いますが、字のごとく「千歳」つまり子どもが長生きしますようにという願いが込められた飴は、お詣りをした子どもに振る舞われます。千歳飴の袋には日の出や鶴亀、松竹梅と縁起物勢揃いの絵柄で飾られて、嬉しい気分になる福袋です。
恥ずかしながら、わたくしもずいぶん気の遠くなる前に氏神様の八坂神社で七五三詣りをしています。職場から家に帰りアルバムを見たら七五三詣りの写真がありました。もう昭和のノスタルジックな世界が広がっています。大丸百貨店の袋を見ると懐かしいと思えるのは少ないのではないでしょうか(笑)。
うん十年前の七五三詣り 母と私(氏神八坂神社の本殿横)
手に持つ大丸の袋が昭和ノスタルジック
七歳の七五三詣り
うん十年前に母と写真を撮った本殿横の景色は今も変わらず
京都では子どもの成長を祝う行事として“十三詣り”という慣わしがあります。節目節目の行事はいつまでも受け継いでいきたいと思います。11月15日どうぞお子さまと一緒に八坂神社へお詣りください。
境内の紅葉も紅く色づき始めて
紅葉しています
らくたび 谷口
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