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2017年09月01日

京の匠の技が集う場所・京都迎賓館に行ってきました。

いつもはんなりエッセイをご覧いただきありがとうございます。

本日から9月ではありますが、
夏の終わりの昼下がりに、京都迎賓館に行ってきました。

国賓をおもてなしするこの空間には、京の匠の技が存分に詰まっているらしい!
…というわけで伝統工芸好きとしてはぜひ一度立ち寄ってみたかった場所です。

いざ足を踏み入れてみると、右も左も上も下もどこを見ても伝統の技!わざ!ワザ!!!「京の技の宝石箱やぁ~!」…と厳かな空間にて、ひとり大興奮。

せっかくなので、いくつかの伝統の技をご紹介したいと思います。

まず、廊下で出会った行灯。

品とあたたかみを感じさせる繊細なその手仕事は、和田卯さんによるものだそう。

次に聚楽の間で見つけたのは、有職織物と京指物の技で仕立てられた安楽椅子。

有職織物の何ともいえない色味の美しさにうっとりさせられます。

さりげなく、八代目清水六兵衛さんの作品もありました。


そして一番のお気に入りは、こちら。
藤の間の天井です!

和紙と指物の技術を用いたこの「光天井」は、可動式になっているのだとか。
計算しつくされたこの絶妙な立体感……一体どうなっているの!?と気になって仕方がありません。

ちなみに同じ藤の間の舞台扉には、截金の装飾が施されています。


見る角度によって表情が変わる何とも魅力的なしつらえに、すっかり心を鷲づかみにされました。

他にも漆や蒔絵、表具に織物など、様々な匠の技がキラリキラリと輝いておりました。


あぁ、なんて贅沢な空間。
いつまでもいたい気持ちをぐっとこらえ、帰路につきました。
京の匠の技は、本当に粋で美しいものを生み出すものだと改めて感じた一日でした。


おまけ。

お隣、京都御所にて。
青空にそびえる屋根のソリが何ともかっこよく、思わずパシャリ。
夏の空ともそろそろお別れですね。



らくたび 田中麗



Posted by らくたびスタッフ    at 11:00