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Posted by 京つう運営事務局  at 

2017年09月01日

台風・荒天による京都さんぽ等の中止について

京都さんぽにご参加の皆さまへ

いつも京都さんぽ(現地散策)にご参加いただき、ありがとうございます。

このたび参加者さまより
「 台風・荒天などによる、京都さんぽの「 中止 」について 」
お問合せをいただきましたので、下記の通りお知らせいたします。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

らくたびの京都さんぽは、「 雨天決行 」としておりますが、
台風・荒天などの影響で、危険が伴うと判断した場合は
止むを得ず 「 中止 」 の判断をさせていただく場合がございます。


● 「 中止 」と判断した場合、事前に参加お申し込みをいただきました
 皆さまへは弊社より中止のご連絡
をいたします。

● 「 中止 」と判断した場合でも、スタッフは集合場所に向かい、当日参加で
 お越しいただい方にご説明をいたします。

● 弊社の散策では定員を設けているもの以外、「 当日参加 」も歓迎ですが、
 中止等の可能性もございますので、お電話にてご一報いただければ幸いです。

● 実施/中止の判断でご不明な点がございましたら、ご遠慮なく、
 弊社までお問合せください。( ☎ 075-257-7321 )

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

これからの季節、台風などの心配もございますが、「 安心・安全 」の
京都の旅をご提供できるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い致します。

らくたび 森  

Posted by らくたびスタッフ    at 12:00散策・講座のご案内らくたび会員さまへのお知らせ

2017年09月01日

京の匠の技が集う場所・京都迎賓館に行ってきました。

いつもはんなりエッセイをご覧いただきありがとうございます。

本日から9月ではありますが、
夏の終わりの昼下がりに、京都迎賓館に行ってきました。

国賓をおもてなしするこの空間には、京の匠の技が存分に詰まっているらしい!
…というわけで伝統工芸好きとしてはぜひ一度立ち寄ってみたかった場所です。

いざ足を踏み入れてみると、右も左も上も下もどこを見ても伝統の技!わざ!ワザ!!!「京の技の宝石箱やぁ~!」…と厳かな空間にて、ひとり大興奮。

せっかくなので、いくつかの伝統の技をご紹介したいと思います。

まず、廊下で出会った行灯。

品とあたたかみを感じさせる繊細なその手仕事は、和田卯さんによるものだそう。

次に聚楽の間で見つけたのは、有職織物と京指物の技で仕立てられた安楽椅子。

有職織物の何ともいえない色味の美しさにうっとりさせられます。

さりげなく、八代目清水六兵衛さんの作品もありました。


そして一番のお気に入りは、こちら。
藤の間の天井です!

和紙と指物の技術を用いたこの「光天井」は、可動式になっているのだとか。
計算しつくされたこの絶妙な立体感……一体どうなっているの!?と気になって仕方がありません。

ちなみに同じ藤の間の舞台扉には、截金の装飾が施されています。


見る角度によって表情が変わる何とも魅力的なしつらえに、すっかり心を鷲づかみにされました。

他にも漆や蒔絵、表具に織物など、様々な匠の技がキラリキラリと輝いておりました。


あぁ、なんて贅沢な空間。
いつまでもいたい気持ちをぐっとこらえ、帰路につきました。
京の匠の技は、本当に粋で美しいものを生み出すものだと改めて感じた一日でした。


おまけ。

お隣、京都御所にて。
青空にそびえる屋根のソリが何ともかっこよく、思わずパシャリ。
夏の空ともそろそろお別れですね。



らくたび 田中麗
  

Posted by らくたびスタッフ    at 11:00

2017年09月01日

2017年8月14日 大原ひとり散歩

皆さまこんにちは。オフィススタッフの河村です。
いつも「はんなりエッセイ」をご覧いただき、ありがとうございますface02

さて、少し前になりますが、暑さ厳しいお盆の頃に、私は大原へ
行ってまいりましたicon18

大原バス停に着いてまず向かったのは「三千院」



天台浄土教の大成者である「恵心僧都源信(えしんそうずげんしん)」が、
父母の菩提のために姉の安養尼と供に建立したと伝えられます。

青モミジの清々しいお庭と、にっこりとほほ笑む「わらべ地蔵」に、
心がほっと和みましたface01





三千院の門前で紫蘇ジュースをいただき、次に向かったのは「勝林院」



魚山大原寺勝林院(ぎょざんだいげんじしょうりんいん)は、1013年、
円仁の9代目弟子の寂源(じゃくげん)により、法儀声明念仏三昧の
根本道場として建立されました。

この「勝林院」の周りには、かつて「宝泉院」「実光院」「普賢院」「理覚院」
という多くの僧房がありました。
その中で現存する「宝泉院」と「実光院」へもお参りしました。



「宝泉院」では、緑のお庭を眺めながらお抹茶とお菓子をいただきました。



声明(しょうみょう。仏教の儀式音楽。)がBGMとして流れ、心静かに
このひと時を過ごすことができました。





次に向かったのは、勝林院の僧房のひとつ「実光院」です。



明治以降、「普賢院」と「理覚院」が無住となり、その2院と統合するかたちで、
旧普賢院の地に移転し、現在に至っています。



このお庭は、旧理覚院の寺地で、実光院と統合後、荒廃していたところ、
以後の歴代住職が作庭整備して、この美しい状態を保ってきたそうです。



玄関先に二葉葵を見付けました。



実光院をあとにして、三千院の門前を通り、「来迎院」へ向かいました。
川沿いの緑が綺麗な坂道をしばらく進むと、門が見えてきました。



この来迎院は、伝教大師最澄の直弟子である慈覚大師円仁が、
声明の修練道場として開山しました。



ひっそりと佇む本堂の中には、本尊・薬師如来坐像、釈迦如来坐像、
阿弥陀如来坐像が安置されています。
この日は他にお参りする人もほとんどおられず、私ひとりが仏像様から
じーっと見つめられ、心が洗われたような気がしましたICON45

そして最後に向かうのは「寂光院」です。

歩いていく道すがら、建礼門院ゆかりの「朧の清水(おぼろのしみず)」
を通ります。



そこからさらに先へ進み、まもなく寂光院という少し手前で、真っすぐ
続く石畳の脇道が現れます。



その先には「建礼門院陵」があり、お参りしてから寂光院へ向かいました。



「寂光院」は、天台宗の尼寺で、594年に聖徳太子が御父・用明天皇の
菩提を弔うために創建されました。






建礼門院御庵室跡


岩の割れ目に小さな仏像を見付けましたicon12

盛りだくさんの大原さんぽを終え、満足気に大原バス停へ戻る途中、
畑の中に猫を発見ICON141



また来るね~、と心に誓い、意気揚々と歩き続け、このあと田んぼの
真ん中で道に迷いました・・・face07



季節が変わったら、また訪れてみたいと思いますICON122  

Posted by らくたびスタッフ    at 09:00河村