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Posted by 京つう運営事務局  at 

2017年05月06日

5/6 京阪ウォーク【京都・東山の社寺をめぐって御利益アップ】散策レポート♪

5/6 京阪ウォーク【京都・東山の社寺をめぐって御利益アップ】散策レポート♪



京阪電車の駅から出発し、沿線近くのにある京都の観光地を巡る京阪ウォーク!
今回は、祇園四条駅の観光案内所・休憩スペースで毎月第一土曜日に開催する『えきなか京都講座』でもご紹介した祇園四条駅周辺の東山の社寺を歩いて巡りました♪


まず最初に祇園四条駅を出発し、四条通沿いの仲源寺へ向かいます。
京都の人々から「目やみ地蔵」と呼ばれ、眼病平癒の御利益があると厚く信仰されております。

~仲源寺~


四条通沿い、祇園四条商店街のお店が建ち並ぶ中に立っています。


その後、次に祗園の人気スポット白川巽橋と、橋のそばにたたずむ小さなお社「辰巳大明神」へ到着!
京情緒あふれる町並みから、テレビの撮影などでも使用される場所として大変有名です。
辰巳大明神は舞妓さん・芸妓さんがお参りされる神社でもあり、芸事上達の御利益があるそうです。

~白川・辰巳大明神~




川沿いには小さな石橋や町家が並びます。


そこから四条通まで戻り、通りを東にずーっと歩いて行くと正面に八坂神社の朱色の門が見えてきます。
八坂神社の境内には、様々な御利益を受けることができる社が多くあり、境内を散策しながら参拝しました。

~八坂神社・拝殿~



八坂神社の正門である南楼門がとても綺麗なっていました!


八坂神社の次に、細い石畳の小路の石塀小路を通り抜け「三面大黒天」へ到着。
豊臣秀吉の出世の守り本尊であったと伝わり、石塀小路からとねねの道側からも入ることができます。
周辺には秀吉の妻・北の政所ねねが夫の菩提を弔う為に建てられた高台寺があります。


~三面大黒天~




大黒天・毘沙門天・辨財天の三天合体の霊像なのだそうです。


ねねの道から南の方角へ行くと、カラフルなくくり猿が目を引く「庚申堂」が見えてきます。
現在、くくり猿をバックに写真を撮ってSNSにアップするのが流行している為か、お着物をきた女性の方やカップルでとても賑わっておりました。
こちらは日本三庚申の1つに数えられている寺院。
くくり猿は猿を人の欲望に例え、その欲望が動き出さないように手足を縛ってくくられております。
欲を我慢し、自分の願いを叶えてくれる御利益があるそうです。

~八坂庚申堂~



赤い門の上にもお猿さんがいました!


そこから八坂通をまっすぐ西の方へと歩き、最後に「禅居庵」に到着!
こちら禅居庵は建仁寺の塔頭寺院で、摩利支天を祀られております。
境内には摩利支天の眷属であるイノシシの像がたくさん!
勝運・開運の御利益があるといわれ、摩利支天は武将の方々からも厚く信仰されていたそうです。


~禅居庵~






『次回のご案内』

次回の京阪ウォークでは、京阪電車・出町柳駅を出発し、「京都御所」「京都御苑」を散策致します♪

【詳しくはこちらから】

※6月の第一・第三土曜日の京阪ウォークは、5月の第一・第三土曜日と内容が一緒です。


京阪ウォークは京都さんぽよりも時間短めなので、初めての方にもおすすめでございます!icon12
皆様のご参加を心よりお待ちしております♪
ぜひお気軽にご参加下さいませface02


らくたび 渡部
  

Posted by らくたびスタッフ    at 19:02

2017年05月06日

5月5日 菖蒲の香り ゆるり茶会

五月五日に“菖蒲の香りゆるり茶会”を行いました。



春から初夏の季節の節目である端午の節句とは「五月初めの五日」を意味します。こどもの成長を願う日として、ふりかかる邪気を振り払う行事が営まれてきました。らくたび京町家では、例年にならい今年も家に邪気や災難を防ぐ軒菖蒲をはじめ、菖蒲と蓬の強い香りで不浄を払う薬玉を作る体験をしていただきました。

ミニ講座では講師の若村が端午の節句に行われる行事「菖蒲湯」「軒菖蒲」「菖蒲酒」「菖蒲枕」「薬玉」「黄飯」の話をしました。今回は、端午の節句で「黄飯」を食べる習慣もあるということで、クチナシの色素でご飯をほんのり黄色く色付けした鳴海餅本店さんの「黄飯」をご家庭に持って帰っていただきました。

ミニ講座



黄飯で邪気を払う



講座のあとは「軒菖蒲」と「薬玉」を一階の大広間で参加の皆さまと作りました。軒菖蒲12束を作り若村が長さをはかって紐で12束の軒菖蒲を繋げます。

菖蒲と蓬を12等分します



等間隔につながった12束の軒菖蒲



立派な軒菖蒲のできあがり



今回初めて作る「薬玉」を、春日神社の神職さんから習ったとおりに作ってみました。菖蒲の葉を細長く分解して籠の目のように編みこんでいきます。そして、菖蒲の根っこや蓬の葉を細かくして丸くかためたものを、籠の目のように編みこんだ菖蒲の葉で丸め包みます。薬玉のように整えて五色の紐を垂らして床の間に飾りました。これは9月9日の重陽の節句まで飾るそうです。

菖蒲の葉を籠の目のように編みこむ



薬玉のできあがり



床の間に飾りました



次はメインの軒菖蒲を玄関のくぐり戸の軒に飾ります。飾る間に通りかかる人たちは一同に足を止め、軒菖蒲の行事を見ておられました。

連なった軒菖蒲を運びます



慎重に等間に整列



軒菖蒲完成



皆さんと記念撮影




軒菖蒲作りを体験していただいた後は、ゆるり茶会でほっこりとしていただきました。今回はお茶室でのおもてなし。お庭からお茶室へ入っていただきました。

お茶室風景



安達先生のお点前で



お抹茶とお茶菓子「菖蒲枕」




お茶室のお軸は「一期一会」の文字。安達先生のお点前でゆるりと楽しまれている皆さまのお茶席風景を見て、この瞬間がまさしく一期一会だなと思いました。

五月の節句に相応しく邪気が振り払われたと思います。初夏には夏越の祓い、祇園祭と行事が続きます。またこの行事で皆さまと邪気、災難を払いたいと思います。

らくたび京町家の兜人形





次回の6月25日“夏越祓ゆるり茶会”に
お越しください。

詳しくはこちらから!

らくたび 谷口
  

Posted by らくたびスタッフ    at 00:33らくたび京町家谷口