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Posted by 京つう運営事務局  at 

2009年02月05日

ちょっと散歩

昨年12月の京都さんぽで、らくたびの山村さんから「負分阿弥陀」の話を伺った富小路通六条上ルにある蓮光寺に、昼休みにちょっと散歩がてら行って来ました。



ここには「負分阿弥陀」以外に、「駒止(こまどめ)地蔵」と長宗我部盛親(もりちか)の墓があります。駒止地蔵は元は六条河原の処刑場に祀られていたのが、鴨川の氾濫で埋もれていましたが、平清盛の乗る駒(馬)が六条河原に差し掛かった時に急に動かなくなったので、その場所を掘ってみると、地蔵様が出てきた事から、この名前が付いたそうです。”どうぞ境内は自由にお入り下さい”とあったので今日は地蔵堂に有る駒止地蔵を見る事が出来ました。2メートル以上ある石造りの巨像で、中々の迫力でした。又、この寺には戦国時代に四国を平定した長宗我部元親の子の盛親の墓があり、それも見る事ができます。
盛親は大阪夏の陣で大阪方につき、徳川方の藤堂高虎軍をかなり追い詰めるなど活躍しましたが、最後は捕らえられ六条河原で処刑されました。生前、親交の有った蓮光寺の住職が、身柄を引き取り供養したので、ここ蓮光寺にお墓が有る訳です。六条河原に埋まっていた地蔵さんと六条河原で処刑された盛親の墓が同じ場所に有るというのも、不思議な縁ですね。

らくたびレポータ 坂田
  

Posted by らくたびスタッフ    at 22:30らくたびレポーター