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Posted by 京つう運営事務局  at 

2008年09月27日

行楽弁当の名脇役

去年の秋のことですが、デパートの食料品売り場にズラリと並んだ
美味しそうな料亭のお弁当を眺めていたら、ふと気付いたことがありました。

    「多くのお弁当に入っている共通の食材がある!」

小さいながらその一品があるだけで、彩りが豊かになり、グッと秋らしさを
演出しているのです。

ならばこの食材を使えば、私が作るお弁当でも、料亭風に見えたりするかも?!

そう考えた私が早速試したところ、、、う~ん、見えるような見えないような。
私の料理の腕が足りないことは確かですが、料亭気分にさせてくれる
魔法の食材をご紹介しましょう!



もみじ麩 (錦市場などで1本350円~450円くらいで購入できます。)

まもなく京都は錦色に輝く季節を迎えます!
さあ、お弁当持って出掛けましょう~!!

(もみじ麩はあまり日持ちがしません。長期保存の場合は、予め切っておいて
バラバラに離してから冷凍保存をすることをおススメします)  
                                     らくたびレポーター 森  

Posted by らくたびスタッフ    at 12:27

2008年09月23日

大原野神社のフジバカマ

KBS京都を見ていると「守ろう藤袴(フジバカマ)、キャンペーン実施中!」って
言われているのを聞いたことがありませんか?

実施中ってどこで実施中なんやろ・・・と思っていましたが、
今日初めて見ました!しかもめっちゃ地元の大原野神社で!しかも群生で!





アップで見るとこんな花、




フジバカマは平安時代から多くの歌に詠まれ、香りとしてもこよなく愛されてきました。
『源氏物語』では三十帖の巻名にもなっている花です。

しかし、野生種は近年の河川改修や農林業の変化などにより激減。
現在京都府では“絶滅寸前種”に指定されています。

数年前、京都市西京区大原野灰方町で野生種が見つけられましたが、
残念ながら自生地での保存はできなかったそうです。
しかし保存株を大原野神社境内の神鹿苑に植え付け、地域の方々により
大切に育てられてきた花が今まさに見頃を迎えているというわけです。

近づいてみるとふんわりといい香りがします。
そんないい香りに誘われて、たくさんの蝶もやってきました。

昔から続いてきた花って、決して華やかさはないけれど、凛とした意思(?)というか
誇り(?)みたいなのを感じませんか?

花のお世話をされていたおじさんの話では、京都市内の神社などに鉢植えなどで
結構植えられているとのこと。(気付きませんでした)

「守ろう藤袴(フジバカマ)キャンペーン」は確かに実施されています。
今度からは注意をして探してみようと思いました。

                                    らくたびレポーター 森


  

Posted by らくたびスタッフ    at 17:25

2008年09月20日

京都講座に行く前に…

お勉強の前の、お茶タイムです。

高倉通り六角東入る、にある『トラクションブックカフェ』というお店です。

可愛いい絵本や、ビジュアル雑誌がたくさんあるので、ひと息つくのに良いですよ。

写真はチーズケーキです。

フルーツもアイスクリームも生クリームも美味しい!

ドリンクとセットで850円、満足感たっぷりです〜!

らくたびレポーター奥村

  

Posted by らくたびスタッフ    at 17:33らくたびレポーター

2008年09月20日

西本願寺 「本願寺御影堂平成大修復」見学レポート

あっという間に一週間が過ぎてしまいましたface08

9月13日(土)に、西本願寺の「本願寺御影堂平成大修復」見学に行きました。

てっきり瓦の吹き替えの見学と思いきや、すでに瓦の修復工事は完了しており、今日はなんと御影堂(ごえいどう)堂内の内装工事現場の見学でした。

この修復工事は、今年2008年12月に10年間の月日を経て工事終了の予定。

平成10年から56億4000万円の予算で、一部は国の補助金を使うことになるので公共事業になるそうです。


こちらは歴代の屋根瓦です。
写真左が、今回新しく用いられた物(約9kg)
次が、約200年前の修復工事の際に用いられた物(約10kg)
そして、一番手前が創建当時の400年前の物です。



すでに修復工事が終わった今、御影堂の正面から見える瓦は全て今回新たに葺き替えられた物で、南側と西側の瓦は、歴代の瓦と新しい瓦が混ざっているとか。

瓦の総枚数は、115000枚で、その内の4割は古い物が使えたそうです。


堂内は多数の足場が組まれていました。
その足場を抜けてぐぐっと外陣まで進みました。
外陣は通常一般参拝者が入れないスペースですが、今回はこの先の内陣まで入らせていただきました。

内陣は、位の高い僧侶さえもなかなか入れない信仰の空間。
中央には、彩色補修や金箔張りが終わって金色に輝く御厨子が鎮座しています。



天井を見上げれば、それはそれは素晴らしい色彩の豪天井。



この内陣は、修復最後の行程で、床の漆塗りの途中。
あとは上塗りをして完了するそうです。



次は、内陣の横にある南余間へ。
こちらは補修が終わった、蓮が壁面一面に描かれている障壁画の間。


蓮の絵は、極楽浄土へ導くという意味を表しているのでしょうか。

驚くほどのキンキラに、参加者皆さん歓喜の声でした。
このような厳粛な空間に足を踏み入れることができ、貴重な体験をさせていただきました。

今は金色に輝いているこの空間も、数十年、数百年を経て、時の重みを感じさせる深みのある重厚な空間に変わっていくのでしょうね。

らくたびレポーター奥村

  

Posted by らくたびスタッフ    at 03:42らくたびレポーター

2008年09月18日

9月21日(日)「閑臥庵の京普茶料理と砂曼荼羅特別拝観」

9月21日(日)「閑臥庵の京普茶料理と砂曼荼羅特別拝観」のお申し込み期限が迫っております!

まだお申込みでない方は、本日9月18日18時までにお申し込みください!


詳細はこちらから!⇒ 「閑臥庵の京普茶料理と砂曼荼羅特別拝観」


ちなみにキャンセルの受付も本日18時までになっております。

現在のところ予約者30名となかなか人気のツアーになっております♪
お食事の方は、テーブルと椅子でいただく形式になっておりますので、正座はちょっと…という方もお気軽にご参加ください♪


(本日中であれば何とか受付いたしますので、18時以降にこちらをご覧になった方も一度お問い合わせくださいませ。)
  

Posted by らくたびスタッフ    at 16:36鈴木

2008年09月18日

東京開催「大人の京都 はんなり講座」リポート

◆2008年9月12日(金)実施分より

 若村さんが昨年より、関西のみならず東京でも活躍の場を広げていらっしゃることは皆さんもご存知かと思います。しかし、これまで関東以外の方々がその様子を知る機会はなかなかありませんでした。そこで、謎のヴェールに包まれていた東京講座の全貌、ではなく(笑)ほんの一部についてこれからご報告させていただきます。

 場所は新宿アイランドウイング、JR新宿駅から徒歩で5,6分の所です。そのアイランドビルの地下1階に会場はあります。
 講座は同一内容で金曜、土曜の2日連続で行なわれます。時間は金曜が18:30~20:30、土曜は13:00~15:00。主催はクラブツーリズムで受講料2,500円の中には、らくたび文庫1冊(この日は「嵐電ぶらり各駅めぐり」でした)と京都のお菓子が含まれています。1時間を過ぎたころに約10分間の休憩が入り、お菓子とお茶のブレイクタイム。このあたりは京都と同じです。


 さて、この日は5月下旬以来、3ヵ月半ぶりの東京講座。始まりはいつも社名「らくたび」の由来説明と若村さんの自己紹介から。「楽な旅をするのではなく、洛中洛外の洛を旅するという意味です」。もう何回これを聞いたでしょうか(笑)。この日、初参加、つまりこの口上を初めて聞いた人は1割ちょっとでした。東京でもリピーター率は高いようです。
テーマは「これぞ京都の穴場 魅力の隠れ社寺をたっぷり紹介!」でした。まずはこの日配られた、らくたび文庫「嵐電ぶらり各駅めぐり」を使って講義が行なわれます。ところで、東京会場ならではのシチュエーションというものがあります。若村さんはバックミュージックが流れる中で話をしていかれるのです。ある時は60年代のオールディーズ、ある時はジャズ、そしてこの日はなんとハワイアンでした(笑)。実は、隣りの部屋からまともに音が漏れてきているだけなのですが(笑)。

さて、ハワイアンと若村さんの話に聞き入っているうちに早くも休憩時間。京都ではここで若村さんを含むらくたびスタッフの方々が参加者にお茶とお菓子をひとりひとり配って回ってくださいますよね。これが京都講座のアットホームな雰囲気を醸し出しているような気がします。東京ではどうでしょうか。まずお菓子は講座が始まる前、受付の際にらくたび文庫と共に渡されます。そしてお茶は、クラブツーリズムのスタッフの方々が講義の間に予め用意してくださっていて、休憩時間になったら参加者が受付向い側のテーブルに取りに行きます。場内はシーンとしていて堅い感じですがこれは誰のせいでもありません(笑)。若村さんと話でもさせてもらおうものなら、場内「マル聞こえ」状態です(笑)。

さて講義後半もらくたび文庫の話は続きます。このままで行くと今日のテーマは一体どうなってしまうのか・・・(笑)。でも、ご安心ください。残り30分ほどで一気に、それこそジャマイカのボルト選手よりも速く、しかし、ポイントは決して外すことなく話をまとめていかれました。さすがはプロフェッショナルです。最後に、クラブツーリズムの方が関連ツアーの紹介などを簡単に行ない、講座を締めくくります。


以上ですが、少しでも東京講座の雰囲気がお伝えできたなら幸いです。

次回は10月10日(金)、11日(土)。今から楽しみです。


さあ、3ヵ月半ぶりの東京講座の始まりです。やや、緊張気味?・・・


    
休憩時間。お茶をもらいに行ったり、配られた地図を見たり。ちなみに、この日のお菓子は「屯所餅」でした。
らくたび文庫の販売も行なわれています。講座の前後にも買うことができます。奥にはらくたび文庫に目を通す若村さんの姿も!


東京講座一参加者より

  

Posted by らくたびスタッフ    at 13:03らくたびレポーター

2008年09月15日

トリプルへッダー




 13日(土)に、らくたびレポーター2人とレポーター候補生1人の計3人で、知恩院の「集会堂平成大修理」を見学に行ってきました。大正13年以来の屋根葺き替えとの事です。ヘルメット着用で地上約4.6Mの足場に入らさせていただくと、そこには「まさに修理中の屋根部分」が壮大なスケールで広がっていたのでありました。屋根材(瓦や野地板等)が外され、垂木や母屋がむき出しになったその状態は、まるで「約80年前の巨木たちが現在の空気を吸っている」様にも見えました。新調される木材の他に、これからも使い続ける木や、継木による補修をした木を含め、新旧の部材が手を取り合ってこれからもお堂を支え続けていくとのことです。あらためて、「木の強さ」に感動したとともに、木材ひとつひとつの状態を見極める修理手の方々のご努力に厚いエールを送りたくなりました。皆さん、頑張ってください!
平成23年の完成がとても楽しみです。
(らくたびレポーター 松山)



 知恩院の「平成の大修理」を見学した後に、3人で清水寺に行ってきました。
目的はただ一つ!!
8年振りに御開帳されている【十一面千手観世音菩薩】を見ることです。
流石に清水寺です。
参道である清水坂が人で埋め付くされてるではありませんか。
しかし、その人波を掻き分けなんとか仁王門に到着。
御本尊が安置されている場所は内々陣という場所で、中は薄暗いですね。
内々陣ではまず御前立ちの十一面千手観音が見えてきます。
清水式といい二本の腕を頭上に掲げ掌で阿弥陀様を持ってる姿をしています。
そして、いよいよ秘仏である御本尊の登場です。
厨子の中に安置されている御本尊は立派な光背があり、その姿から慈悲に心が
満ち溢れているようでした。
三人とも時を忘れて見とれてしまいました。
(らくたび会員:森田)




そして続いて、地主神社へ行きました。
ここは京都の「縁結びの神様」の東の横綱。
そう言えば、つい3週間ほど前にらくたび京都さんぽで
西の横綱「野宮神社」へ行ったばかり・・・・
わずか3週間で東西に行けるとは有難いことです。

清水寺の本堂同様に混雑していましたが、女子高生に混じってお参りをしてきました。
そしてその後、おみくじを引いてみると結果は「半吉」。
良くもなく悪くもなく、、、、まぁ良いとしておきましょう。

これからも色々な方との良いご縁にめぐりあえますように!
修学旅行気分で楽しい時間でした。
(らくたびレポーター:森)  

Posted by らくたびスタッフ    at 20:54らくたびレポーター

2008年09月15日

東寺近くの町家カフェ




 東寺からひと足のばして行ける町家カフェを見つけましたのでご紹介します。「AU BON SENS(オウ ボン サンス)」という名前で古い町家とのギャップがいい感じです。
 ガトーフロマージュ、ガレット、といったハイカラなメニューの中で見つけた馴染みのある一品が「一日2食限定のフレンチトースト(500円)です。フレンチトーストという響きだけで、なつかしい感じがしますね。しかし、このお店は名前が「欧風」なだけあって、ただのフレンチトーストではありませんでした。使っているパンが食パンではなくフランスパン!(バゲットというそうです)1晩寝かせて仕込みがしてあるとのことで、なんとも言えない深さとコクがあるのでした(私の表現力だとこうなってしまいます)
 町家の雰囲気を味わう目的でぶらっと立ち寄ったのですが、味も美味しく、店内の設えも自然体にして上品で、店主さんのセンスが感じられるいいお店でした。あと店長さんの元気な笑顔で見送られる度に、らくたび講座に行った時と同じ「おもてなしオーラ」を感じるのでありました。
東寺&羅城門跡見学&町家カフェのセットコース、ぜひおすすめします。
 場所は東寺南門前の九条通りをまっすぐ西へ進み約400M程の位置にあります。バス停「羅城門」(道路北側)の目の前にあり、私もバスを待っていて発見しました。営業時間は11時~19時。不定休との事です。(TEL075-671-3117)
らくたびレポーター松山  

Posted by らくたびスタッフ    at 18:22

2008年09月15日

国家安泰 君臣豊楽



昨日は、「京都さんぽ 百鬼夜行ゆかりの一条通と平野神社名月祭」参加の前に、方広寺「国家安泰の鐘」を見に行ってきました。
100円を支払うと、「方広寺拝観の栞」がいただけ、この鐘の由来や方広寺についての説明をしてもらえます。

説明内容は、らくたび講座で聞かせてもらっているので、目新しいものはありませんが、この大きな鐘には圧倒されます。

高さ4.2m 外径2.8m 厚さ27cm 重さ82.7t だそうです。

この鐘の真下に入って、鐘の内側を見上げながら説明を聞くのですが、万が一この鐘が落ちて中に閉じ込められたら恐ろしいでしょうね。
鐘楼から鐘をぶら下げている金具?なんて、鐘の重さに比べればとてもチャチなものにしか見えません。

らくたびレポーター 鴨田
  

Posted by らくたびスタッフ    at 10:37らくたびレポーター

2008年09月13日

千本閻魔堂の迎え鐘

「京の夏の旅」で紹介されている千本閻魔堂に行って来ました。

閻魔大王や小野篁、紫式部の話など、大変詳しく説明があり、中身の濃い時間でしたが、それとは別に、鐘楼の中に入って迎え鐘の仕掛けの話が聞けました。

「この鐘は迎え鐘ですので、押して撞くのでなく、この紐を引っ張って撞くのです。仕組みは滑車にあります・・・」と説明があり、よく見ると、紐を下に引っ張ると、滑車によって引っ張った力が、写真の右後方から左側への押す力になって鐘が撞かれるという仕組みになってました。知ってしまえば”なあんだ、こうなっているのか”と単純な話ですが、良くできてますね。六道珍皇寺の迎え鐘はどういう仕組みなのでしょうか? 興味が出てきました。



らくたびレポータ坂田
  

Posted by らくたびスタッフ    at 22:00らくたびレポーター

2008年09月13日

「日暮らし門」は確かに・・・




西本願寺の唐門は通称「日暮らし門」と呼ばれています。
眺めているとあまりの美しさに日が暮れるのを忘れてしまうことからそう呼ばれているのですが・・・

ふと「そんな特別にきれいやったかなぁ?他にも似たような門なかったっけ?」 と疑問に感じました。

たまたま西本願寺に行く機会があったので再確認。

安土桃山時代の特色である豪華な彫刻は確かに目を引く美しさがあります。
しかもよく見てみると、とても立体的にできています。
(後で調べたところ「丸彫」という特別な彫刻だそうです)
羽を広げたくじゃく、いろんなポーズの獅子、勇ましい虎、馬に乗った人間の姿も
あります。

豪華な彫刻は二条城の唐門でも見られますが、なんせ高いので見えにくい!
その点こちらは低い分細部までよく見えます。

「あっ、子供の獅子発見!松、竹、、、梅はないんか?」
「麒麟はやっぱりあの麒麟(ビール会社の麒麟)や」
「左右にはちゃんと阿吽の獅子がいるんや~」
「馬の脚きれい!」

などなど思いながら夢中で見ていた私。

そう、「日暮らし門」は確かに「日暮らし門」だと納得できました。

(参考文献:らくたび文庫ワイド『京都国宝の美』)

                        らくたびレポーター 森
  

Posted by らくたびスタッフ    at 20:15

2008年09月10日

ちょっと散歩 五条大橋の擬宝珠

平安京の五条通りは今の松原通りにあたり、牛若丸と弁慶が出会った橋も、今の五条橋でなく松原橋であったという話(諸説あり)は、京都を学び始めて最初の頃に”へえ・・・”と感心した話でした。現在の五条大橋は豊臣秀吉が天正17年(1589)に架けたものだそうで、その時の石の橋脚が五条大橋西詰めの公園内の角に残ってます。又、五条橋は正保2年(1645)に石橋に替えられ、その時の擬宝珠が西から2つ目の擬宝珠だそうです。確かに写真には正保二年と写ってますが見えますでしょうか?

石の橋脚


正保二年の擬宝珠


らくたびレポータ 坂田

  

Posted by らくたびスタッフ    at 22:11らくたびレポーター

2008年09月07日

京都非公開文化財特別拝観

京都非公開文化財特別拝観の内容が発表されましたね。

今年の秋は10月31日から11月9日まで開催され、大徳寺本坊、知恩院三門、東福寺三門、東寺五重塔など19ヵ所が公開されるとのこと。


拝観料は一ヶ所800円だそうで、すべてまわると・・・・う~ん、目がまわりそ~。


昨年夏の東福寺三門です


らくたびレポーター鴨田
  

Posted by らくたびスタッフ    at 00:22らくたびレポーター

2008年09月06日

鉄眼版一切経版木





「現代のようなコピーや印刷技術がなかった時代、書籍は全て手書きで
模写されており、複写から複写を重ねるうちに間違いが増え、本来の意味が
わからなくなる物もありました。

大切な仏教の経典も例外ではなく、それを憂いた萬福寺の僧 鉄眼禅師
(てつげんぜんじ:江戸初期 隠元禅師の弟子)は25年の歳月をかけて
経典の文字を板木に彫刻し、6万枚に及ぶ“鉄眼版一切経版木”を完成させました。
 ~ らくたび京都講座 2007年度第16回 参考資料より ~」


昨年の講座で若村先生よりこのお話を聞いた時、「行きたい!見たい!」と
思ったのですが、、、、実はその後すっかり忘れていました。(ごめんなさい)

しかし、今年の夏に長野県へ旅行した時に、善光寺でご住職さんが、
「ここには京都の萬福寺で印刷された一切経が収められています」と何気なく紹介され
「あぁぁぁl、若村先生が言ってたあれだ~!!」と思い出しました。

以来、もう気になって、気になって仕方がなかったのですが、
昨日ようやく行くことができました。

黄檗山 宝蔵院 (萬福寺から徒歩1分)

拝観料(300円)を払った後、案内された建物がやたら大きく、イメージと
違っていたので、ちょっと躊躇したのですが、中に入って納得。
2階、3階には版木がびっしり積み重ねられています。

薄暗い部屋で、人影もなく、「ど、どうしたらいいの~」と動揺していたのですが、
講座の時に、若村先生が「部屋の一番奥で職人さんが黙々と印刷されていました」と
おっしゃっていたのを思い出し、奥のカーテンを開けてみると、、、
いらっしゃいました。

森:「こんにちは、ちょっと見せて頂いていいですか?」
職人さん:「はい、どうぞ」  

シーン・・・・  (その後の会話なし)

森:「えっ、どうしよう、怒ってはるんかなぁ?」
内心ビクビクしながら、しばらくは黙って見ていたのですが、沈黙に
いたたまれなくなり、

森:「あのぉ~、長野の善光寺でこちらのお話を伺って来たのですが・・・(ドキドキ)」
と言ったとたん、

職人さん:「善光寺で聞いたんか~!そやでここで印刷したんやで!(笑)」と
満面の笑顔で返して下さり、そのギャップに少々ビックリ。

心を許して(?)もらえたのか、印刷の手を休め、版木を見せて説明を始めて
下さりました。

“木版”と言えば、小学生の頃の年賀状のイメージしかありませんでしたが、
字体の美しいことといったら、もう、感動もんです。現在パソコンで使っている
“明朝体”そのものです。それがビッシリ彫られていて、職人さんの手際よい
手さばきで印刷されます。

森:「わぁぁぁ~すごい!(驚)」
職人さん:「そうか、そうか?じゃあ、もっとすごいの見せてやろう(笑笑)」

とかなんとか言いながら、棚の中から次々と違った(なんせ6万枚あるんで)版を
出して見せてくださいました。
それにしても、どこに何があるのか、よく覚えてらっしゃること・・・

明朝体タイプだけでなく、尼さん用のかな書体タイプ、お経の最初のページと
最後のページに必ず載せる絵(なんという物なのかわかりませんが)などなど。

森:「何年くらいお仕事されているのですか?」
職人さん:「30年ちょっとかな。でもワシは印刷してるだけやし。
      これを彫った人はすごいけど、ワシは墨塗ってるだけやし」

いえいえ、何をおっしゃる。確かに鉄眼禅師はスゴイですよ。
でも30年に渡って、版木と向き合い、真摯にお仕事をされてきた職人さんも
とってもステキです。

最初は5分で帰ってしまおうとしていましたが、気がついたら2時間も見学を
させて頂いていました。

皆さんも、機会があればぜひ行って見て下さい。
そして、ちょっと勇気が要りますが、職人さんとお話をしてきて下さい。
私も見ていない秘蔵の版(なんせ6万枚なんで)が見られるかも?!

(ほとんど一人でお仕事をされているので、いらっしゃるかどうかを確認
されることをオススメします。電話:0774-31-8026 )

長々と書いてしまって、すみませんでした。

                           らくたびレポーター 森  

Posted by らくたびスタッフ    at 16:28

2008年09月05日

えっ、こんな所に仏足石が!?

京都駅で友人と待ち合わせをする間、時間があったので、西本願寺の方を歩いていたら、、、


なんと、仏足石に遭遇!
しかもお寺じゃない所で(驚)!!




場所は油小路通と正面橋通の交差点(北東)にあるお仏壇屋さんの前。

説明看板によると、お釈迦様と私達の外見的な違いである 「三十二相・八十種好」 (32そう80しゅこう=パッと見ただけで32の違い、詳しく分けたら80の違いがある)を分かりやすくする為に、サービスで造形されたものだそうです。

足裏の特徴は、
・足の裏が平らで大地に密着している
・足の裏に法輪の模様がある
・足のかかとが広く円満である
だそうです。どうです?確認できましたか?

尚、お顔と手の部分もありますが、胴体はないので、一瞬ちょっとビックリします。

お店側からこんなサービスがあるのも、お寺の町 京都ならでは(?)なのかもしれないですね。

らくたびレポーター 森
  

Posted by らくたびスタッフ    at 23:57